ベトナムをバスで縦断したい方必見!! 運賃やおすすめのアプリを紹介
ベトナムではバイクを使って移動する人が大多数を占めていますが、路線バスも数多く走行しています。「タクシーで移動するのは料金がかさむ。だからといって、バイクに乗るのは少し怖い......」という方は路線バスに乗ってみてはどうでしょうか?? 今回はベトナム在住のPOSTEスタッフがバスの乗り方や料金などを解説します。
Step1 便利なアプリをダウンロード
ベトナムでローカルのバスに乗る際は、あらかじめバスマップ(BUS MAP)というアプリをダウンロードしておくことをおすすめします。
バスマップはバス停の位置やバスの運行ルートを検索することができるアプリです。日本と違ってベトナムには路線図が書かれたバス停があまり無いため、ダウンロードしておくとかなり安心です。
Step2 バス停探し
ベトナムでのバス停の形態はさまざまです。屋根とイスがきちんと用意されているバス停もあれば、思わず「え、ここは本当にバス停なの!?」と思ってしまうほど簡素的なバス停もあります。
ベトナム語で「バス停」は「Nhà chờ xe buýt(ニャーチャーセーバス)」「Điểm dừng xe buýt(ディムセーバス)」「Trạm xe buýt(タムセーバス)」とさまざまな言い方があります。いずれも「バス」という意味の「buýt」という語を含んでいるため、目印にして探してみてください。
Step3 バスに乗車
ベトナムの路線バスはバス停に3秒ほどしか停車しません(3秒以下の場合もあります)。そのため、自分が乗る予定のバスが来たらすばやく乗り込みましょう。
バスの運転手がバス停にいる人を発見できず、通り過ぎてしまうこともしばしばあります。そのため、バスがバス停に近づいてきたら大きく手を振ったり、少しジャンプしたりして運転手に存在をアピールすることもおすすめです。
Step4 運賃の支払い
ベトナムの路線バスの運賃の支払い方法は日本とかなり異なっています。ベトナムのバスには運賃箱や電子カード読取機などは存在しない代わりに、運賃の収集人がバス一台に1人必ず在中しています。目的地までの距離によって乗車料金が異なるため、バスに乗車するとすぐに収集人は「あなたはどこに行きたいの??」とベトナム語で尋ねてきます。
ベトナム語で会話がしたい方は収集人の人に向かって「muốn đi (ムオンディー)〇〇:〇〇に行きたいです」と伝えましょう。ベトナム語があまり得意でなかったり、発音に少し不安があったりする方は目的地の住所を見せれば大丈夫です。
運賃は距離によって異なりますが、一回の乗車につき5000ドン(約25円)〜10000ドン(約50円)が相場です。運賃を支払った後は領収書をもらうことができます。
Step5 降車
運転手によっても異なりはありますが、基本的にベトナムのバスでは「〇〇に着きました。次のバス停は〇〇です」といったアナウンスはありません。
そのため、バスの前方にある行き先掲示板をこまめにチェックしておくことをおすすめします。また、思わず降りそびれた方はベトナム語で「止まって」という意味の「ズンライ(Dừng lại)」と大きな声で叫びましょう。
路線バスの乗り心地
ベトナムの路線バスの乗り心地は決していいとはいえません。ほとんどのバスにエアコンはなく、扇風機が数台設置されているだけのためバスの中は少し蒸し暑いです。
ベトナムの道路は舗装が完了されていないところも多くあり、バスの揺れはかなり激しいです。そのため、乗り物酔いが激しい方は乗らないことをおすすめします。
また、バスの中ではひったくり被害がよく起きています。バスの中が混雑する通学や通勤の時間帯は特に手荷物には気をつけましょう。
まとめ
ベトナムでバスを利用している日本人はあまりいないということもあり、席に座るとベトナム人が話しかけに寄ってきてくれることもあります。バスの乗り心地は決していいとはいえませんが、移動時間を楽しむことができるというのはベトナム特有の良さかもしれませんね。
※この記事に記載されている情報は2018年5月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。