統一会堂はホーチミンのホワイトハウス!? 歴史や入場料など詳しく解説
統一会堂はホーチミン市ベンタイン(Ben Thanh)区にある有名な観光地です。建物は真っ白な外観が特徴的で、なんと100年以上も前から存在しています。統一会堂はベトナム戦争時の物品をそのまま残している建物なので、当時の首相の生活や戦争の歴史をリアルに知ることができます。現在では国の会議として使用したり、観光客に一般公開したりしています。今回は統一会堂についての歴史や施設内の紹介、観光する際に気になる入場料や開園時間などを紹介していきます!
統一会堂の名前の由来や歴史
ホーチミンの観光名所と呼ばれている「統一会堂」ですが、そもそも何のための建物なのでしょうか? ここでは統一会堂の名前の由来や歴史について紹介します。
名前の由来
統一会堂は英語で「Reunification Palace」と呼ばれています。「統一会堂」の名前は南北分断国家だったベトナムが統一されたことが由来で現在の名前が付けられました。1975年4月30日、ベトナム解放軍が戦車でフランス領である、統一会堂の門を破り、ベトナムが勝利しました。これにより、ベトナム戦争が終結しベトナム統一国家が誕生しました。建物は当時の状態を保っており、一般観光客に公開されています。また、現在でも重要な国際会議には統一会堂が使用されることがあります。
統一会堂の歴史
統一会堂は過去に2回再建されています。建物の名前も時代によって変更されており、1873~1955年は「ノロンドン宮殿」、1955~1975年は「独立宮殿」、そして1976年以降は現在の「統一会堂」という名前で呼ばれていました。
「ノロンドン宮殿」と呼ばれていた1873年頃は、フランス領時代であったため、建物はフランス知事やフランス総督によって使用されていました。しかし、1962年にクーデターが起こり建物が大破しました。
1966年に再建され、その後1975年まではフランス大統領府や大統領官邸として使用されていました。ベトナム戦争終結後に再建されたのが現在の建物です。現在では、国際的な会議の際に使用されており、それ以外の時は一般に公開されています。
統一会堂観光
統一会堂内の紹介をしていきます。歴史を知った上で観光するのと知らずに観光するのとでは楽しみが全く異なります。統一会堂の歴史について実際に知ったうえで観光を十分に楽しみましょう!
統一会堂の敷地内
統一会堂の敷地は広大で観光地の周りは柵で囲まれています。正面の門を向かって左側にチケット売り場があります。入場料は1人3万ドン(約150円)です。
統一会堂の周りはきれいに整備された芝生や木々で囲まれています。広場の中央には噴水があり、周辺にはベトナムの国旗が数多く建てられています。
また、当時の様子を連想させる戦車や戦闘機が展示されています。
この戦車が統一会堂の門を破ったことで事実上戦争が終結しました。
その他にも、敷地内にはカフェがあり、自然を楽しみながらゆっくりと時間を過ごすことができます。