ベトナムの交通事故は危険?最新統計・原因・対策・事故時の対処法
目次
ベトナムを旅行・生活するうえで、交通事故は事前に備えておきたいリスクのひとつです。
ベトナム政府が公表した2026年7カ月累計では、全国で8,940件の交通事故が発生し、5,577人が死亡、5,179人が負傷しています。
前年同期から事故件数・死者数ともに減少している一方、1日平均では26人が交通事故で死亡しています。
この記事では、最新の交通事故統計、日本人が注意したい事故リスク、事故を避けるための移動方法、実際に事故に遭った時の対応、緊急電話番号、日本の運転免許に関する注意点をまとめます。
この記事のポイント
- 2026年7カ月累計では8,940件の交通事故、5,577人の死者が確認されている
- 事故件数は前年同期比で減少しているが、引き続き十分な注意が必要
- 慣れない旅行者・赴任直後の人は、Grabや信頼できるタクシーなどを活用する
- 事故時は安全確保・救護・通報・現場保全を優先する
- 全国緊急番号は112。113・114・115も移行期間中は引き続き利用できる
- 日本の運転免許証と日本発行の国際運転免許証はベトナムでは有効ではない
ベトナムの交通事故はどれくらい多い?
ベトナム政府が2026年8月4日に公表した統計によると、2026年7カ月累計の交通事故は全国で8,940件、死者5,577人、負傷者5,179人でした。
| 期間 | 事故件数 | 死者 | 負傷者 | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年通年 | 18,371件 | 10,337人 | 12,197人 | 外務省「安全対策基礎データ」掲載値 |
| 2026年7カ月累計 | 8,940件 | 5,577人 | 5,179人 | 前年同期比で事故件数18.0%減、死者10.4%減、負傷者27.9%減 |
2026年7カ月累計では、1日平均で42件の交通事故が発生し、26人が死亡、24人が負傷しています。
「ベトナムの交通事故率」は日本と単純比較しない
「ベトナムは日本より交通事故率が高いのか」と気になる方も多いですが、外務省は日本とベトナムでは交通事故の統計システムが異なると注意を促しています。
そのため、事故件数だけを使って「日本の何倍」と単純比較するのは適切ではありません。
一方、年間1万人前後の死者が確認されていることからも、旅行者・在住者が交通事故への備えを軽視しないことが重要です。
結論|減少傾向でも交通事故への備えは必要
ベトナムの交通事故件数は前年同期と比べて減少していますが、交通事故のリスクがなくなったわけではありません。
外務省も、ベトナムの道路では自動車、バイク、自転車などが混在し、日本とは交通環境が大きく異なるとして注意を呼びかけています。
特に交通事情に慣れていない旅行者や赴任直後の人は、無理に自分でバイクや車を運転せず、Grabなどの配車アプリ、信頼できるタクシー、会社手配車、公共交通などを使う方が安心です。
レンタルバイクは「借りられる=合法的に運転できる」ではありません。
日本の運転免許証や日本で発行された国際運転免許証だけでは、ベトナムで合法的に車両を運転できません。
交通事故につながりやすい高リスク行為
ベトナム公安省は、交通事故につながりやすい、または事故時の被害を大きくする高リスク行為として、次のような違反を重点的な取締り対象としています。
- 飲酒・薬物等の影響下での運転
- 速度違反
- 信号無視
- 逆走
- バイク乗車時のヘルメット不着用
- 車内でのシートベルト不着用
- 運転中のスマートフォン使用
- 過積載
自分が交通ルールを守っていても、周囲の車両の動きまで完全に予測できるわけではありません。日本と同じ感覚で「相手が止まるだろう」「こちらが優先だから大丈夫」と判断しないことが大切です。
交通事故に巻き込まれないための対策
慣れないうちは自分で運転しない
旅行者やベトナム赴任直後の人は、道路事情に慣れるまでは自分でバイクや車を運転しないことが、事故リスクを下げる方法のひとつです。
外務省も、タクシーを利用する場合はホテル・レストランからの手配、大手タクシー会社、車両情報を追跡できる配車サービスの利用を推奨しています。
道路横断では「車が止まる」と決めつけない
道路を渡る際は、可能な限り信号や横断歩道を利用し、青信号でも左右から接近する車両やバイクを確認しましょう。
スマートフォンを見ながらの横断、急な飛び出し、突然走り出したり引き返したりする行動は避け、周囲の交通状況を継続して確認することが重要です。
バイクではヘルメット、車ではシートベルトを使う
バイクに運転者として乗る場合だけでなく、GrabBikeなどに同乗する場合もヘルメットを着用しましょう。自分でヘルメットを購入する場合は、見た目だけでなく安全性を確認してください。
ヘルメットの選び方は「ベトナムのヘルメット選び」で詳しく解説しています。
夜間・雨天・慣れない道路では慎重に移動する
夜間や雨天時は視認性が下がります。道路事情が分からない場所や交通量の多い時間帯では、徒歩やバイクより四輪の配車サービスを選ぶなど、状況に応じて移動方法を変えましょう。
保険と緊急連絡先を事前に確認する
海外旅行保険、海外駐在員保険、民間医療保険などに加入している場合は、交通事故時の治療費、救急搬送、賠償責任、通訳サポートなどが補償対象になるか事前に確認しておくと安心です。
保険会社の緊急連絡先や会社担当者の電話番号は、スマートフォンだけでなく、可能なら別の場所にも控えておきましょう。
交通事故に遭った時の対処法
ベトナムでは、道路交通秩序・安全法に事故関係者の義務が定められています。事故に遭った場合は、その場で相手と話し合うことだけを優先せず、次の順序を基本に行動しましょう。
- 二次事故を防ぎ、負傷者を救護する
まず周囲の交通状況を確認し、自分や負傷者がさらに事故に巻き込まれないよう注意します。事故関係者には車両の停止、危険警告、現場の保持、負傷者の救護が求められています。
- 警察・救急へ通報する
事故や緊急事態全般では全国緊急番号112を利用できます。治安・秩序は113、火災・救助は114、救急医療は115です。けが人がいる場合は115または112へ連絡し、事故について公安への通報も行いましょう。
- 現場を保存し、写真・動画を残す
安全を確保したうえで、車両の位置、損傷箇所、ナンバープレート、道路標識、信号、周囲の道路状況などを記録します。事故車両を動かす必要がある場合も、可能な限り元の位置や状況を記録してください。
- 原則として警察が到着するまで現場に留まる
現在の法律では、事故関係者は原則として公安が到着するまで現場に留まることが求められています。自分や負傷者の救急搬送、生命・健康への脅威がある場合などの例外では、その後速やかに公安または最寄りの人民委員会へ届け出ます。
- 保険会社・会社担当者へ連絡し、必要な診察を受ける
事故後はできるだけ早く保険会社や勤務先の担当者へ連絡し、必要な書類や受診方法を確認します。頭部や首などに衝撃を受けた場合を含め、体調に異変がある時は自己判断だけで済ませず医療機関へ相談してください。
その場の示談だけで事故処理を終わらせることを優先しないでください。
現行法では事故の通報や現場保全などが定められています。言葉が十分に分からない状態で責任割合や賠償額を即決せず、警察、保険会社、勤務先などへ相談してください。
ベトナムの緊急電話番号
| 番号 | 用途 |
|---|---|
| 112 | 全国緊急番号。事故、災害、その他の緊急支援を24時間受付 |
| 113 | 治安・秩序に関する緊急通報 |
| 114 | 火災・事故・救助 |
| 115 | 救急医療・救急車 |
113・114・115を統合する計画が進められていますが、2026年8月時点では移行期間中で、既存の113・114・115も引き続き利用するよう案内されています。
どこへ連絡すべきか判断しにくい緊急事態では、全国緊急番号112も利用できます。
事故時に役立つベトナム語
| ベトナム語 | 意味 |
|---|---|
| Tôi bị tai nạn giao thông. | 交通事故に遭いました。 |
| Xin gọi cấp cứu 115 giúp tôi. | 115の救急を呼んでください。 |
| Xin gọi công an giúp tôi. | 警察を呼んでください。 |
| Tôi cần phiên dịch tiếng Nhật. | 日本語の通訳が必要です。 |
| Xin giúp tôi. | 助けてください。 |
通報時には、現在地をできるだけ正確に伝えることが重要です。Google Mapsなどで現在地を表示し、近くにいるベトナム語ができる人や会社スタッフに協力を求めるのも方法のひとつです。
日本の運転免許証・国際運転免許証は使える?
日本の運転免許証は、そのままではベトナムで有効ではありません。
また、ベトナムが加盟している道路交通に関する国際条約はウィーン条約、日本が加盟しているのはジュネーブ条約であるため、日本で発行された国際運転免許証もベトナムでは有効ではありません。
日本人がベトナムで車両を合法的に運転するには、日本の免許をベトナムの運転免許へ切り替えるか、現地の試験を受けてベトナムの免許を取得する必要があります。
日本の普通車免許だけをベトナム免許へ切り替えても、バイクを運転できるわけではありません。
バイクを運転するには、日本の自動二輪免許からの切替や、必要な試験への合格など、別途条件があります。
詳しい手続きは「ベトナムでバイク免許を取る方法」で確認してください。
交通事故に備えて保険も確認する
ベトナムには車両の強制保険制度がありますが、外務省は十分な補償額とは言えないとして注意を促しています。
日本人旅行者・在住者は、自分が加入している海外旅行保険、海外駐在員保険、民間医療保険などについて、次の点を確認しておきましょう。
- 交通事故による治療費が補償されるか
- 救急搬送費が補償されるか
- 相手への賠償責任が補償されるか
- バイク・車を運転する場合の条件や免責事項
- キャッシュレス診療に対応している医療機関
- 24時間の日本語サポートや通訳サービスの有無
- 事故時に保険会社へ提出する書類
「保険に入っているから大丈夫」と考えず、自分の契約内容と運転免許条件を確認しておくことが重要です。
よくある質問
ベトナムは交通事故率が高い国ですか?
ベトナムでは2025年に10,337人、2026年7カ月累計でも5,577人の交通事故死者が確認されています。ただし、外務省も日本とは交通事故の統計システムが異なると明記しているため、「日本の何倍」といった単純な事故率比較は避けた方が適切です。
旅行者でもレンタルバイクを利用できますか?
レンタル店で車両を借りられることと、合法的に運転できることは別です。日本の免許や日本発行の国際運転免許証だけではベトナムで運転できません。外務省も交通環境を踏まえ、旅行者にレンタルバイク利用の是非を慎重に検討するよう案内しています。
軽い接触事故なら、その場で示談して帰ってもいいですか?
事故の程度にかかわらず、その場で示談することを最優先にはしないでください。現行法では事故関係者に現場保全、救護、公安などへの通報、原則として警察到着まで現場に留まることなどが定められています。
交通事故の時は何番に電話すればいいですか?
事故や緊急事態全般では112、治安・秩序は113、火災・救助は114、救急医療は115です。けが人がいる場合は115または112を利用し、公安への通報も行いましょう。
事故現場では何を記録しておけばいいですか?
安全を確保したうえで、車両の位置、損傷部分、ナンバープレート、相手の情報、道路標識、信号、周囲の道路状況などを写真・動画で記録します。保険会社から必要書類について指示を受けている場合は、その案内にも従ってください。
まとめ|「運転しない選択」と事故後の備えが重要
ベトナムでは交通事故件数が前年同期から減少している一方、2026年7カ月累計でも5,577人が死亡しています。
旅行者や赴任直後の人は、無理に自分で運転せず、Grabやタクシーなどを使うことも重要な事故対策です。バイクや車を運転する場合は、正しい免許を取得し、ヘルメット・シートベルトなど基本的な安全対策を徹底しましょう。
また、事故が起きてから慌てないよう、緊急番号や保険会社の連絡先を事前に保存しておくことも大切です。
- 日本の免許だけでバイクや車を運転していないか
- 慣れないうちはGrabや信頼できるタクシーを利用しているか
- バイクではヘルメット、車ではシートベルトを使用しているか
- 緊急番号112・113・114・115を把握しているか
- 保険会社・勤務先の緊急連絡先を保存しているか
- 事故時は救護・通報・現場保全を優先すると理解しているか
ベトナムの交通環境は日本とは大きく異なります。最新の交通ルールと安全情報を確認しながら、無理のない移動手段を選びましょう。
ポステピックアップ

福岡や日系高級寿司店で修行した料理長が手がける、純粋な和食をコンセプトにした小料理屋スタイルの一軒です。









福岡や日系高級寿司店で修行した料理長が手がける、純粋な和食をコンセプトにした小料理屋スタイルの一軒です。





- Jessy Primary Schoolの教育方針・プログラム












- FUJI BUSINESS CENTERが選ばれる理由
本日:08:30 → 17:30

- BUNNY Girls Bar & Loungeのココがオススメ!





- マシン紹介





- ご利用の流れ









