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終わらない疑問の声、ミシュランはバインミーを無視か
<写真:thanhnien.vn>
多くのフォー、フーティウ、ブンチャー、コムタム屋がミシュランガイドの選考リストに入っている中で、なぜバインミー屋は選ばれないのかという疑問の声が引き続き上がっている。
ミシュランガイドが各カテゴリの飲食店リストを発表した直後、バインミーの熱狂的なファンたちからの声が相次いだ。
ベトナムのバインミーは既に世界中で有名であり、オックスフォード英語辞典にもバインミーが固有名詞として登録されている。
ある料理愛好家のファンページでも、多くの人々が「なぜ一軒もバインミー屋が選ばれないのか」と疑問を呈した。
ベトナムでは各地域ごとに異なる種類のバインミーがあり、特にホーチミン市は多文化の食文化の交差点として多様なバインミーが存在する。
ミシュランガイドはホーチミン市とハノイ市の42の飲食店を2024年のビブグルマンリストに掲載した。
その中に13軒のフォー屋が含まれていることに対し、多くの人が「ミシュラン審査員はフォーしか知らないのか」と不満を抱いている。
また「バインミーはなぜないのか」「バインミーはどこだ、こんなに美味しいのに」といった失望の声が多く上がった。
「Saigon Dining Guide」という13万8000人のメンバーを持つグループでも、バインミーの店がミシュランガイドのリストに入らなかったことが議論の対象となった。
メンバーの1人は「バインミーは様々な具材の組み合わせに過ぎず、各店が独自のレシピを持つ他の料理とは異なる」と述べている。
別のメンバーは「バインミーの最大の問題はパンそのものであり、中身は良いが外側が劣っている」と指摘した。
しかし、別のメンバーは「薄い外側がサクサクしていることがベトナムのバインミーの特徴であり、これが他のバゲットとは異なる点である」と反論している。
また、ホーチミン市にある「Bánh mì Nguyên Sinh Bistro」のグエン氏は「ミシュランガイドが発表されて2年目で、まだバインミーの店が一軒もないのは少し残念」と語った。
グエン氏は「バインミーはフォーと同等の位置にあり、劣ってはいない。ミシュランガイドの審査基準が何なのか理解できない」と述べるとともに、他のバインミー屋も同じ疑問を抱いていることを明らかにした。
グエン氏によると、ビジネスの観点からミシュランガイドの認定はSNSでの宣伝効果が大きく、観光客にとって信頼できる情報源であるため、無視することは難しい。
例えば、ボーヴァンタン通りの「Bò lá lốt cô Liêng」は質素な店であったが、ミシュランガイドに掲載されてから客が急増し、店は改装され、従業員もよりプロフェッショナルになったという。
ベトナム観光協会のグエン・ティ・カイン副会長は「ベトナム人にとって、バインミーは日常生活に欠かせない料理である。美味しくて便利で、栄養も豊富で、酸味、辛味、塩味、甘味がすべて揃っている。庶民から上流階級まで皆に愛され、手頃な価格で提供されている」と語った。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。