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ホーチミンでデング熱感染が急増、注意喚起を強化
<写真:thuonghieucongluan.com.vn>
ホーチミン市において、デング熱の感染が増加傾向を示している。
ホーチミン市疾病管理センターの発表によると、2024年の第41週には516件であった感染者数が第44週には661件に増加しており、直近4週間で連続的な増加が確認されている。
第44週の感染者数は過去4週間の平均より21%増加し、年初から第44週までの累計感染者数は1万641件に達した。
特に1区や7区、トゥードゥック市などが高感染地域とされている。
また、入院件数も増加傾向にあり、10月28日から11月3日の第44週には414件の入院が確認され、前週より89件増加した。
入院患者のうち27.3%にあたる113人はホーチミン市外からの患者である。重症患者は1日平均12人の治療を要している。
ホーチミン市内では手足口病と麻疹の感染も報告されており、第44週には450件の手足口病感染が確認され、累計感染者数は1万4729件に達している。
特に感染者が多いのはビンチャイン郡、ニャーベ郡、8区である。
麻疹の感染者数も第44週には141件に上り、4週間平均より18%増加している。
麻疹の累計感染者数は1448件に達し、ビンチャイン郡、ビンタン区、トゥードゥック市が感染多発地域とされる。
ホーチミン市はデング熱予防のため、住民に対して予防策を徹底するように呼びかけている。
予防策として、生活用水の保管容器は蓋をして蚊の産卵を防ぎ、周囲の水たまりや廃棄物を除去することが推奨される。
また、日中も蚊帳の使用や長袖の着用、虫よけスプレーや蚊取り線香の使用が推奨されている。
デング熱が疑われる場合には速やかに医療機関での診察を受ける必要があり、自宅での自己判断による治療は避けるべきである。
デング熱のワクチンに関しては、日系総合診療クリニックのDYMメディカルセンターが10月から武田薬品のデング熱ワクチンQDENGAの接種を開始している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。