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車線を守らないドライバー、渋滞を深刻化させる原因
<写真:tuoitre.vn>
ホーチミン市では自動車とバイクが互いの車線に侵入する状況が常態化し、交通渋滞がさらに深刻化しているとの声が市民から多く寄せられている。
地元メディアの調査によれば、渋滞が頻発する主要道路では、多くの車両が「空いているスペースを埋める」ように運転し、渋滞を避けようとしている姿が確認されている。
こうした行為が結果的に交通の混乱を招き、問題を悪化させているという。特にラッシュアワー時にはその影響が顕著である。
例えばフーニュアン区のホアンヴァントゥー通りでは、自動車が渋滞を避けるためにバイク専用車線へ進入し、バイクの通行を妨げるケースが頻繁に発生している。
地元住民によると、道路が狭い場所では自動車がバイク車線に侵入することで、バイクの動きが完全に止まってしまう。
また、一部のバイク運転者は自動車車線に進入し、大型車両の前を横切るといった危険な行動を取る場合もあるという。
あるバイク運転手は「渋滞の中で少しでも前進しようとしている際に、自動車が突然バイク車線に入ってくると非常に危険である」と憤りを隠さない。
さらに、車線利用の混乱が深刻化している場所では、法的にどの車線を使うべきかが不明瞭であると感じる市民も少なくない。
別の地元住民はホアンヴァントゥー高架橋周辺で日常的に渋滞に巻き込まれているとして「空いているスペースに車両が次々と流れ込み、渋滞が悪化している」と嘆く。
また、左折時に自動車と自動車の間に無理やり割り込むバイク運転者が増え、それが自動車の進行を妨げている状況も報告されている。
配達用トラックを運転するドライバーは「バイクが自動車の前で急停止すると、後続の車両全体が動けなくなる」と述べ、車線利用の改善が急務であると強調する。
一方、タンビン区在住の地元住民はチュオンチン通りからランチャカー交差点にかけてのコンホア通りで、自動車がバイク車線を占有する問題を指摘する。
混雑を避けるために早めにバイク車線へ進入する自動車が多く、結果的にバイクの通行がさらに妨げられているという。
また、一部の自動車がバイク車線上で乗客の乗降を行い、その影響でバイクが列を成して停止する状況も散見される。
ホーチミン市の交通渋滞は自動車とバイクが互いの車線を越えて侵入し合う現状が大きな要因の1つとなっている。
ホーチミン市当局には車線利用の厳格な管理やルールの徹底が求められており、交通の流れを改善するための実効性ある対策が急がれる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。