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越南は不可欠なパートナー、石破首相がトー・ラム書記長と会談

<写真:vietnamnet.vn>
日本の石破茂首相は4月27日夜、ハノイ市の共産党中央委員会本部においてベトナムのトー・ラム総書記と会談を行った。
同会談で石破首相は「ベトナムは日本にとって不可欠なパートナーである」と強調し、両国が地域・国際情勢の変動に対応しつつ、戦略的パートナーシップの新たな段階へ進むことを確認した。
トー・ラム総書記は、南部解放・国家統一50周年の記念式典期間中に行われた今回の訪問を歓迎し、両国関係の発展に重要な意味を持つと述べている。
また、2030年および2045年を目標とするベトナムの発展戦略、とりわけ科学技術の飛躍的推進と行政改革に関する方針を説明し、日本を最重要戦略パートナーと位置づけた。
石破首相は35年ぶりとなるベトナム訪問に対する感慨を表し、故ホー・チ・ミン主席への敬意を示した。
さらに、ベトナムの経済政策や科学技術推進、行政効率化への取り組みを高く評価し、日本がベトナムの発展を引き続き支援する意向を表明した。
トー・ラム総書記は両国関係強化のための7つの大方針として、政治的信頼の強化、安全保障・国防分野での実質的協力、科学技術・高品質人材を基盤とする経済協力の深化、ODAを活用したインフラ整備支援に加え、科学技術、デジタル変革、グリーン・エネルギー転換、高度農業、地方交流、人材交流・文化交流分野での連携強化を求めた。
石破首相はベトナムにおける経済独立の確立、工業化・近代化推進を支援するとともに、経済、ODA、投資、安全保障、サイバーセキュリティ、平和維持、文化・人材交流、デジタル化、量子技術、半導体分野での協力を深化させる意向を示し、特にベトナムおよび日本の大学を拠点とした高品質人材の育成支援に力を入れる方針を強調した。
また、在日ベトナム人約60万人に対する支援を継続することを表明し、今後、ベトナム公安省主催の国際警察音楽祭に日本代表団を派遣する予定であることを明らかにした。
両首脳は国連やASEANなど地域・国際フォーラムにおける連携強化にも合意し、地域と世界の平和・安定・発展に向けた協力を確認している。さらに、トー・ラム総書記は日本の天皇・皇后に対するベトナム訪問を招請し、石破首相はトー・ラム総書記夫妻の日本訪問を招待した。
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