ベトナムで商売をすると儲かる!? バインミーやシントー屋を聞き込み調査
目次
ベトナムにはバインミー屋さん、シントー(スムージー)屋さんなど道端で食べ物や飲み物を販売している露店がたくさんあります。おばさんやおじさんが切り盛りするあの露店、道を歩いていると必ずと行っていいほど見かけますよね。レストランでもコンビニでもないベトナム特有の商売です。普段何気なく見かけるあのお店は月にどれくらい儲かっているのか? 今回はホーチミンでそんなのローカル世界の謎を解明してみました!
バインミー屋さん①
路地(ヘム)の入り口で売っているバインミー屋さんです。バインミーを売り始めて2年のお店には朝、昼と交代で2人のおばさんが営業しています。基本的に日曜日はお休みをしています。この周りには外国人が多く住んでいることからよく外国人のお客さんも訪れるとのことです。
このバインミー屋さんにはお肉のバインミー、卵のバインミー、魚のすり身のバインミーなど様々な種類が売られています。朝と昼は1万5000ドン(約75円)〜2万ドン(約100円)から自分で値段を決め、その値段に応じて具の量を調整してくれます。夕方から夜にかけては1万5000ドン(約75円)で売られています。
<推定売上>
このお店ではバインミー1個が1万5000ドン(約75円)。1日約80個売れているので、単純計算で日あたりの売上は120万ドン(約6000円)になりますね。1ヶ月のうち日曜日がお休みなので実質営業日数は25日間。そう考えると1ヶ月の推定売上は以下のようになります。
1ヶ月の推定売上=日あたりの売り上げ×営業日数=120万ドン×25日=約3000万ドン(約15万円)
バインミー屋さん②
少し強面のおばさんが切り盛りするこのバインミー屋さんは15年もこの場所でバインミーを売り続けています。このバインミー屋さんではお肉のバインミーと卵のバインミーを味わうことができます。バインミーは1個1万5000円(約75円)で販売されており、1日に売れるバインミーの数は約30〜40個なのだとか。
<推定売上>
このお店ではバインミー1個が1万5000ドン(約75円)。1日約30〜40個売れているので、単純計算で日あたりの売上は45万ドン(約2250円)になりますね。1ヶ月毎日営業しているので、1ヶ月の推定売上は以下のようになります。
1ヶ月の推定売上=日あたりの売り上げ×営業日数=45万ドン(約2250円)×30日=1350万ドン(約6万7500円)
バインミー屋さん③
ある食堂の入り口で売っているバインミー屋さん。バインミーを作っているおばさんが優しそうに笑いかけてくれました。このバインミー屋さんを切り盛りするおばさんはとても元気があり、自分のお店のバインミーには自信があるようです。
このお店で販売されているバインミーの具材は卵ときゅうり。ベトナム人は卵が好きだから、卵ときゅうりのバインミーのみを販売しているのだとか。値段は1個1万5000ドン(約75円)で、1日に約30個売れるそうです。
<推定売上>
このお店ではバインミー1個が1万5000ドン(約75円)。1日30個売れるそうなので単純計算で日あたりの売上は45万ドン(約2250円)になりますね。1ヶ月毎日営業をしているので1ヶ月の推定売上は以下のようになります。
1ヶ月の推定売上=日あたりの売上×営業日数=45万ドン(約2250円)×30日=1350万ドン(約6万7500円)
バインミー屋さん④
バインミー1個1万3000ドン(約65円)で販売するこのバインミー屋さんでは卵、肉団子、魚のすり身のバインミーが販売されています。1日約40個売れているようで一番人気は卵のバインミーだそうですここでも、ベトナム人は卵が好きな人が多いから卵が一番人気だとおっしゃっていました。
<推定売上>
このお店ではバインミー1個が1万3000ドン(約65円)。1日約40個売れているので、単純計算で日あたりの売上は52万ドン(約2600円)になりますね。1ヶ月毎日営業をしているので、1ヶ月の推定売上は以下のようになります。
1ヶ月の推定売上=日あたりの売上×営業日数=52万ドン(約2600円)×30日間=1560万ドン(約7万8000ドン)
バインミー屋さん⑤
お昼時、多くの人で賑わうバインミー屋さん。お昼も賑わっていましたが、一番忙しいのは朝一番だそうです。このお店では卵とお肉のバインミーが1個1万5000ドン(約75円)で売られていて、1日60個売れるのだとか。
<推定売上>
このお店ではバインミー1個が1万5000ドン(約75円)。1日約60個売れているので、単純計算で日あたりの売上は90万ドン(約4500円)になりますね。1ヶ月毎日営業をしているので、1ヶ月の推定売上は以下のようになります。
1ヶ月の推定売上=日あたりの売上×営業日数=90万ドン(約4500円)×30日間=2700万ドン(約13万5000円)
バインミー屋さんの推定売上額はいくらなのでしょうか⁇
もしあなたがベトナムでバインミー屋さんをしたら1ヶ月または年間でいくらの売上があるのでしょうか⁇ 各お店の1ヶ月の手取り額の平均を出し、1年間の平均手取り額がいくらになるのか計算をしてみました。
1ヶ月の平均売上額
各お店の1ヶ月の売上を総計すると8460万(約42万3000円)。5件のお店が協力をしてくれたので、バインミー屋さんの1ヶ月の平均売上は以下のようになります。
バインミー屋さんの1ヶ月の平均売上額=①〜⑤のお店の1ヶ月の平均売上額の総計÷5= 9960万(約49万8000円)÷5=1992万ドン(約9万9600円)
年間の平均売上額
バインミー屋さんの1ヶ月の平均売上額が1992万ドン(約9万9600円)。これを1年間営業すると推定年間売上額は以下のようになります。
バインミー屋さんの年間の平均売上額=1ヶ月の平均売上×1年間、12ヶ月=1992万ドン(約9万9600円)×12=2億3904万ドン(119万5200円)
ベトナムのバインミー屋さんは1ヶ月の売上が約8万円、年間の売上が約110万円でした。もちろん、バインミー屋さんをやる際にはフランスパンやパクチー、卵、お肉などの材料を購入する必要もあるので、1ヶ月の生活に使えるお金はもう少し減ってしまいます。ベトナムの会社員の平均月給は1000万ドン(約5万円)〜3000万(約15万円)ドンです。会社に入らなくても、会社員の最低賃金ほどはもらえていると考えるとバインミー屋さんは結構手取りのいい職業の1つですね。
バインミー屋さんの売上をみてみましたが、街中に多くあるシントー(スムージー)屋さんの場合はどうなのでしょうか?
次のページではシントー屋さんの売上を聞き取りします!
シントー屋さんはいくら儲かっているの??
シントー屋さん①
路地の中にあるシントー屋さん。いつも朝早くから営業していて2、3人のお客さんがシントーを飲んでいます。こちらでは特にアボガド、マンゴーが人気だそうです。日によってはイチゴがすごく人気な日もあるようです。
シントーは種類によって異なりますが、1杯約1万5000ドン(約75円)で販売されており、1日に売れるシントーは約30杯だそうです。
<推定売上>
このお店ではシントー1杯が1万5000ドン(約75円)。1日約30杯売れるそうなので、単純計算で日あたりの売上は45万ドン(約2250円)になりますね。1ヶ月毎日営業しているそうなので1ヶ月のの推定売上は以下のようになります。
1ヶ月の推定売上=日あたりの売上×営業日数=45万ドン(約2250円)×30日=1350万ドン(約6万7500円)
シントー屋さん②
このお店も路地の中にあり、明るいおばさんが切り盛りをするシントー屋さんです。シントーは1杯2万ドン(約100円)で販売されています。1日約20〜30杯を売り上げるそうで、お客さんの多くは学生なのだとか。
<推定売上>
このお店ではシントーが1杯2万ドン(約100円)で販売されています。1日に約20〜30杯売れているので単純計算で日あたりの売上は40万ドン(約2000円)になります。1ヶ月間、毎日営業しているので1ヶ月の売上推定額は以下のようになります。
1ヶ月の推定売上=日あたりの売上×営業日数=40万ドン(約2000円)×30日=1200万ドン(約6000円)
シントー屋さん③
このお店にはシントーが1杯2万ドン(約100円)で売られています。マンゴーが一番人気だそうです。他のお店ではお客さんは学生が多いと聞いていましたが、このお店では警備員、会社員がよく買いに来るそうで、1日に約30〜40杯は売れるそうです。
<推定売上>
このお店ではシントーが1杯2万ドンで売れており、1日に約30〜40杯売れるそうなので単純計算で日あたりの売上は64万ドン(約3200円)になります。1ヶ月間毎日営業をしているので1ヶ月の売上推定額は以下のようになります。
1ヶ月の推定売上=日あたりの売上×営業日数=64万ドン(約3200円)×30日=1920万ドン(約4万8000円)
シントー屋さんの推定売上額はいくらなのでしょうか⁇
もしあなたがシントー屋さんをしたら1ヶ月または年間でいくら売上があるのでしょうか⁇
1ヶ月の平均売上額
各お店の1ヶ月の売上を総計すると4470万ドン(約22万3500円)。3件のお店がインタビューに協力してくれたので、シントー屋さんの1ヶ月の平均手取り額は以下のようになります。
シントー屋さんの1ヶ月の平均売上額=①〜③のお店の1ヶ月の平均売上額の総計÷3=4470万ドン(22万3500円)÷3=1490万ドン(7万4500円)
年間の平均売上額
シントー屋さんは1ヶ月の平均売上額が1490万ドン(7万4500円)。これを1年間営業すると年間推定売上額は以下のようになります。
シントー屋さんの年間の平均売上額=1ヶ月の平均売上×1年間、12ヶ月=1490万ドン(7万4500円)✖️12=1億7880万ドン(約89万4000円)
シントー屋さんの推定売上額は1ヶ月7万4500円、年間で約89万円でした。あくまで単純計算で算出した推定売上です。材料費等を考えると、自分で使えるお金はそれ以下です。ただ、ベトナムの会社員の最低賃金ほど生活に使えるお金が残ることが想像できます。シントー屋さんもそれなりに収入を得ることのできる仕事の一つですね。
道端でクッキーやマンゴーを売っているおばさんにも聞き込み調査!!
道端でクッキーやマンゴーを売っているおばさん
道を歩いていてちょうど目の前に現れた行商のおばあちゃんに話を聞いてみました。マンゴーやクッキーなどの焼き菓子を売っており、1つ約2万ドン(約100円)で販売しているそうです。お客さんは大人に比べると子供が多いようで、特に男の子がよく買いに来てくれるそうです。
<推定売上>
このお店では1商品約2万ドン(約100円)。そして1日に約20人が買いに来てくれるそうなので単純計算で日あたりの売上は40万ドン(約2000円)になります。日によって販売時間は異なりますが、1ヶ月毎日営業していると推定売上額は以下のようになります。
1ヶ月の推定売上=日あたりの売上×営業日数=40万ドン(約2000円)×30日=1200万ドン(約6万円)
ライスペーパーのお菓子を売っているおばさん
ライスペーパーといえば、ベトナム料理の生春巻きを浮かべる人が多いのではないでしょうか? しかし、道端で売っているライスペーパーは生春巻きではなく、お煎餅のように焼いてお菓子のようにして食べるんです。こちらのお店では1個2万5000ドン(約125円)で売られているそうで、日によって異なりますが、大体30個売れるのだそう。
<推定売上>
このお店では1つ2万5000ドン(約125円)で売られており、1日約30個売れるそうなので単純計算で日あたりの売上は75万ドン(約3750円)になります。1ヶ月毎日営業しているそうなので1ヶ月の推定売上額は以下のようになります。
1ヶ月の推定売上=日あたりの売上×営業日数=75万ドン(約3750円)×30日=2250万ドン(約11万2500円)
ローカルなフーティウ屋さん
フーティウを親子で営んでいるお店を見つけました。このお店はスープの入った鍋、麺と具材が入ったボウル、椅子とテーブルだけで営業をしている何とも簡易的なお店でした。お昼が一番忙しく、1杯2万5000ドン(約125円)のフーティウが1日40杯売れているそうです。
<推定売上>
このお店ではフーティウが1日40杯売れているそうなので、単純計算で日あたりの売上は100万ドン(約5000円)です。1ヶ月間毎日営業していると1ヶ月の推定売上額は以下のようになります。
1ヶ月の推定売上=日あたりの売上×営業日数=100万ドン(約5000円)×30日=3000万ドン(約15万円)
カットしたマンゴーを売っているおばちゃん
POSTEスタッフが良く買いに行くプラスチックの箱に入ったカットマンゴーを売っているおばさん。1パック2万ドン(約100円)で売られています。1日に約30パック売れているそうです。雨の日は全く売れないので販売数は日によって異なるとのことです。
<推定売上>
このお店ではマンゴー1パック2万ドンで、1日約30パック売れているそうなので単純計算で日あたりの売上は60万ドン(約3000円)になります。1ヶ月毎日営業をしていると推定売上額は以下のようになります。
1ヶ月の推定売上=日あたりの売上×営業日数=60万ドン(約3000円)×30日=1800万ドン(約9万円)
大学の校門の隣で売っている春雨屋さん
学校の校門でいつも売っている春雨屋さんです。大きな銀のおぼんに春雨や春巻きが乗っていて、注文すると白いプラスチックに詰めてくれます。お昼12時にはよく売り切れていることがあるほど学生の昼食として人気です。インタビューしたこの日もすでに売り切れていました。1パック1万2000ドン(約60円)で、1日に約20〜40パック売れるそうです。
<推定売上>
このお店では春雨1パック1万2000ドン(約60円)で、1日20〜40パック売れているそうなので単純計算で日あたりの売上は最低で24万ドン(約1200円)になります。1ヶ月毎日営業をしていると推定売上額は以下のようになります。
1ヶ月の推定売上=日あたりの売上×営業日数=24万ドン(約1200円)✖️30日=720万ドン(約3万6000円)
平均売上額はいくらでしょうか⁇
1ヶ月の平均の推定売上額
各お店の1ヶ月の売上を総計すると8970万(約44万8500円)。5件のお店がインタビューに参加してくれたので、道で商売をしている人たちの1ヶ月の平均売上額は以下のようになります。
シントー屋さんの1ヶ月の平均売上額=①〜⑤のお店の1ヶ月の平均売上額の総計÷5=8970万(約44万8500円)➗5=1794万ドン(約8万9700円)
1年の平均売上額
道で商売をしている人の1ヶ月の平均売上額が1794万ドン(約8万9700円)。これを1年間営業すると年間推定売上額は以下のようになります。
道で商売をしている人の年間平均売上額=1ヶ月の平均売上×1年間、12ヶ月=1794万ドン(8万9700円)✖️12= 2億1528万ドン(約107万6400円)
道で商売をしている人の推定売上額は1ヶ月約9万円、1年で107万円でした。料理の材料費などを引いてもだいたいベトナムの会社員の最低賃金と同じくらいの収入を得ることができるようです。
まとめ
ベトナムのローカル店で一番売上額が高いのは年間107万を売り上げている道で商売をしている人たちでした。聞いたお店や土地によってものの値段や売上個数が偏り、売上額もそれぞれ違うので、計算した数字が正しいとは限りません。しかし、ベトナムには日本ではありえないような場所で食べ物を売っていたり、自転車で音楽をかけながら商売をしていたりと本当に自由な国です。ベトナムに住むと何気なく買うバインミーやシントー。たまにはちょっと違った視点でお店を見てみるのも面白いですね。
※この記事に記載されている情報は2018年9月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。
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