ベトナムの果物ガイド|人気フルーツの旬・値段・ベトナム語・食べ方
目次
ベトナムでは、マンゴーやバナナなど日本でもおなじみの果物から、マンゴスチン、ランブータン、スターアップル、レンブなど日本では見かける機会の少ない南国フルーツまで、さまざまな果物を楽しめます。
この記事では、ベトナムで食べたい代表的な果物について、ベトナム語名、主な旬、味、食べ方、買い方をまとめました。最後に、ベトナムから日本へ果物を持ち帰る際の植物検疫ルールも紹介します。
この記事のポイント
- ベトナムで食べられる代表的な果物とベトナム語名がわかる
- 旬の目安や味、食べ方を確認できる
- 市場・スーパーで果物を買うときのポイントがわかる
- ベトナムから日本へ持ち帰れる果物・持ち帰れない果物を確認できる
ベトナムでは地域によって果物の呼び方が異なることも
ベトナム語の果物名には北部と南部で呼び方が異なるものがあります。例えばレンブは南部で「mận」、北部で「roi」と呼ばれることがあり、北部では「mận」がプラムを指すことがあります。パイナップルも「dứa」「thơm」「khóm」など複数の呼び方があります。
ベトナムの果物はいつが旬?
ベトナムは南北に長く、北部・中部・南部で気候が異なります。そのため、同じ果物でも産地や品種によって収穫時期が変わります。
また、バナナやパイナップル、スターフルーツなどは年間を通じて流通しやすく、旬以外の時期でもスーパーや市場で見つけられることがあります。「旬」は最も出回りやすい時期の目安として考えるとよいでしょう。
| 時期の目安 | 代表的な果物 | ポイント |
|---|---|---|
| 通年 | バナナ、パイナップル、スターフルーツなど | 年間を通して比較的見つけやすい果物です。 |
| 2〜4月ごろ | サポジラ | サポジラは通年流通しますが、この時期がピークの目安です。 |
| 3〜6月ごろ | マンゴー | 熟したマンゴーだけでなく、青マンゴーもよく食べられます。 |
| 5〜7月ごろ | ライチ | 北部を代表する夏の果物です。 |
| 5〜8月ごろ | マンゴスチン | 紫色の厚い皮と白い果肉が特徴です。 |
| 6〜8月ごろ | ドリアン | 南部を中心に多く出回ります。 |
| 6〜9月ごろ | ランブータン、バンレイシ | 夏から雨季にかけて市場で見かけやすくなります。 |
| 7〜8月ごろ | ジャックフルーツ | 品種によっては春から流通するものもあります。 |
| 12〜2月ごろ | スターアップルなど | 南部で冬季に楽しみやすい果物があります。 |
旬はあくまで目安
収穫時期は産地、品種、天候によって前後します。ベトナムでは栽培技術や流通網の発達により、旬以外でも販売される果物があります。
ベトナムで食べたい人気の果物
レンブ(Mận / Roi)

レンブは、赤やピンク色のベルのような形をした果物です。果肉は白く、水分が多くてシャキシャキした食感があります。
南部では「mận」と呼ばれることがありますが、北部では「roi」という呼び方が一般的です。北部で「mận」と言うとプラムを指す場合があるため、地域による違いを知っておくと買い物の際に便利です。
パイナップル(Dứa / Thơm / Khóm)

パイナップルはベトナム全土で広く食べられており、北部では「dứa」、南部では「thơm」や「khóm」などと呼ばれます。
そのまま食べるだけでなく、ジュース、炒飯、魚料理、酸味を生かしたスープなど料理にも使われます。市場では皮と「目」をらせん状に取り除いた状態で販売されていることもあります。
マンゴスチン(Măng cụt)

マンゴスチンは、厚い紫色の皮の中に白い房状の果肉が入った南国フルーツです。甘さの中にほどよい酸味があり、みずみずしい味わいを楽しめます。
主なシーズンは5〜8月ごろ。選ぶときは、皮が極端に硬く乾燥しておらず、ヘタに鮮度が残っているものが目安です。紫色の果汁は服に付くと落ちにくいため、皮を開く際は注意しましょう。
スイカ(Dưa hấu)

スイカはベトナム語で「dưa hấu」と呼ばれます。丸形だけでなく楕円形のものも多く、赤い果肉のほか黄色い果肉の品種も販売されています。
暑いベトナムでは定番の果物で、スーパーではカットフルーツとして販売されることもあります。
ココナッツ(Dừa)

ココナッツは「dừa」と呼ばれ、ベトナムでは非常に身近な食材です。
若いココナッツは実にストローを差してココナッツウォーターを飲むほか、内側の柔らかい果肉も食べられます。ココナッツミルク、菓子、料理、飲み物など用途も豊富です。
プラム(Mận Hà Nội / Mận Bắc)

ベトナム北部でよく食べられるプラムは「mận」と呼ばれます。南部ではレンブも「mận」と呼ばれるため、区別する際に「mận Hà Nội」「mận Bắc」と呼ばれることがあります。
小ぶりで赤紫色のものが多く、甘酸っぱく歯ごたえがあります。そのまま食べるほか、ベトナムでは唐辛子入りの塩を付けて食べるスタイルも定番です。
マンゴー(Xoài)

マンゴーはベトナム語で「xoài」。ベトナムでは完熟した甘いマンゴーだけでなく、硬く酸味のある青マンゴーもよく食べられます。
青マンゴーは「muối ớt」などの唐辛子入り塩につけて食べたり、サラダに使ったりします。完熟マンゴーはそのまま食べるほか、スムージーやデザートにも人気です。主なシーズンは3〜6月ごろです。
アボカド(Bơ)

アボカドは「bơ」と呼ばれます。「bơ」にはバターという意味もあるため、買い物では「quả bơ」や「trái bơ」と言うと果物のアボカドだと伝わりやすくなります。
ベトナムでは細長いタイプや大ぶりのタイプなどさまざまな品種があり、砂糖や練乳と合わせたアボカドシェイクもよく見かけます。
ドラゴンフルーツ(Thanh long)

ドラゴンフルーツは「thanh long」と呼ばれます。白い果肉のタイプと赤い果肉のタイプがあり、どちらも小さな黒い種が全体に入っています。
味は比較的さっぱりしていて水分が多く、冷やしてそのまま食べるのがおすすめです。半分に切ってスプーンですくえば手軽に食べられます。
ドリアン(Sầu riêng)

ドリアンは「sầu riêng」。強い香りとクリーミーな黄色い果肉で知られる代表的な南国フルーツです。
主なシーズンは6〜8月ごろ。スーパーや市場では丸ごとのほか、果肉だけをパックにして販売していることもあります。香りが非常に強いため、ホテルや交通機関などでは持ち込みを制限している場合があります。
ランブータン(Chôm chôm)

ランブータンは「chôm chôm」。赤い皮から柔らかな毛のような突起が伸びた特徴的な見た目をしています。
皮は手で開くことができ、中にはライチに似た半透明の果肉があります。果肉の中心に種があるので、食べるときは飲み込まないよう注意しましょう。主なシーズンは6〜9月ごろです。
ライチ(Vải)

ライチは「vải」と呼ばれ、北部を代表する夏の果物のひとつです。赤い皮をむくと、香りの良い白い果肉が出てきます。
旬は比較的短く、主に5〜7月ごろ。シーズン中は枝付きのまま大量に販売される光景もよく見られます。
バンレイシ・サワーソップ(Mãng cầu)
ベトナムでは、バンレイシ類を「mãng cầu」と呼びます。丸くでこぼこした「mãng cầu ta」と、細かなトゲのある大きな「mãng cầu xiêm」「mãng cầu gai」などがあります。
果肉は白く、黒い種が入っています。甘みと酸味があり、そのまま食べるほか、サワーソップはジュースやスムージーにもよく使われます。バンレイシの主なシーズンは6〜9月ごろです。
スターフルーツ(Khế)

スターフルーツは「khế」。輪切りにすると断面が星形になることから、この名前で呼ばれています。
熟した黄色い実はそのまま食べられ、緑色で酸味の強いものは料理に使われることもあります。ベトナムでは年間を通して流通しやすい果物のひとつです。
ザボン・ポメロ(Bưởi)

ザボン・ポメロは「bưởi」。大きな柑橘類で、厚い皮の中に房状の果肉があります。
グレープフルーツより酸味や苦みが穏やかな品種も多く、そのまま食べるほか、ベトナムではエビやハーブと合わせた「gỏi bưởi」と呼ばれるサラダにも使われます。
桃(Đào)

桃は「đào」と呼ばれます。生の桃のほか、ベトナムでは桃入りのアイスティー「trà đào」も定番です。
カフェでは甘い紅茶に桃のシロップ漬けを加えたタイプをよく見かけます。
ジャックフルーツ(Mít)

ジャックフルーツは「mít」。非常に大きな果実の中に、黄色い果肉が房状に詰まっています。
熟した果肉は甘い香りがあり、弾力のある食感です。そのまま食べるほか、ドライチップスや菓子にも加工されています。一般的なピークは7〜8月ごろですが、品種によっては春から出回ります。
バナナ(Chuối)

バナナは「chuối」。ベトナムでは年間を通して入手しやすく、小さなバナナから大きな調理用バナナまで多くの品種があります。
生で食べるだけでなく、焼きバナナ、バナナケーキ、揚げバナナ、ココナッツミルクを使ったデザートなどさまざまな料理に使われます。
ザクロ(Lựu)

ザクロは「lựu」と呼ばれます。皮を割ると小さな粒が多数入っており、甘酸っぱい果汁を楽しめます。
ベトナムでは輸入品も含めて販売されているため、産地や品種によって価格差が大きい果物です。
サポジラ(Hồng xiêm / Sapôchê)

サポジラは、北部では「hồng xiêm」、南部では「sapôchê」などと呼ばれます。ジャガイモのような茶色い見た目ですが、中の果肉は柔らかく非常に甘いのが特徴です。
年間を通して流通し、2〜4月ごろが旬のピークの目安です。十分に熟して柔らかくなってから食べます。
スターアップル(Vú sữa)

スターアップルは「vú sữa」と呼ばれる南国フルーツです。緑色や紫色の丸い実で、完熟すると中の白い果肉が柔らかくなります。
食べる前に実を軽くもんで柔らかくしてから半分に切り、スプーンですくって食べる方法が一般的です。12〜2月ごろは特に見かけやすい時期です。
ベトナムで果物を買うなら市場?スーパー?
ベトナムでは、市場、スーパー、専門の果物店、路上の露店などさまざまな場所で果物を購入できます。
市場
旬の果物を豊富に見つけやすく、品種も多いのが魅力です。多くは「1kgあたり」の価格が表示されていますが、店によっては少量でも購入できます。
価格表示がない場合は、購入前に金額を確認しておくと安心です。
スーパー
価格表示が明確で、初めてベトナムで果物を買う人にも利用しやすい方法です。
kg販売だけでなく、個売り、パック売り、カットフルーツもあります。
果物専門店
贈答向けや輸入フルーツ、高品質な果物を探したいときに便利です。市場より価格が高めになる場合があります。
露店
街中で手軽に購入できますが、価格や保管状態は店ごとの差があります。カットフルーツは衛生状態も確認して選びましょう。
ホーチミンでスーパーを探している方は、ホーチミンのおすすめスーパーも参考にしてください。
果物を選ぶときのポイント
- 皮に大きな傷や腐敗がないか確認する
- 熟して食べる果物は、硬さや香りも確認する
- 市場では価格が「1kgあたり」か「1個あたり」か確認する
- 購入後すぐ食べない場合は、熟し具合を店員に伝える
- 皮をむく果物でも、食べる前に表面を洗う
ベトナムの果物はいくら?スーパーの価格例
果物の価格は、地域、品種、産地、旬、店舗によって大きく変わります。
以下は、2026年9月5日にSaigon Co.opのオンラインスーパー「Co.op Online」で確認できた販売価格の一例です。常時この価格で販売されるわけではなく、在庫切れの商品も含まれます。
| 果物・商品例 | 確認価格 | 販売単位 |
|---|---|---|
| 赤肉ドラゴンフルーツ | 16,900ドン | 1kg |
| ランブータン | 39,000ドン | 1kg |
| ブオイ・タンチエウ | 49,900ドン | 1kg |
| ジャックフルーツ | 34,500ドン | 1kg |
| バナナ「chuối sứ」 | 21,900ドン | 1kg |
| マンゴー「xoài Tứ Quý」 | 55,900ドン | 1kg |
| アボカド「bơ 034」 | 64,900ドン | 1kg |
| 種なし赤スイカ | 28,500ドン | 1kg |
| パイナップル | 21,900ドン | 1個 |
価格は記事掲載時の一例です。同じ果物でも品種や産地で大きく異なります。購入時の店舗表示を確認してください。
果物を買うときに便利なベトナム語
| ベトナム語 | 意味 |
|---|---|
| trái cây / hoa quả | 果物 |
| một ký | 1kg |
| nửa ký | 500g、半kg |
| bao nhiêu? | いくらですか? |
| chín | 熟している |
| chưa chín | まだ熟していない |
| ngọt | 甘い |
| chua | 酸っぱい |
北部では「hoa quả」、南部では「trái cây」という表現を聞く機会が比較的多いですが、どちらも果物という意味で通じます。
ベトナムの果物は日本へ持ち帰れる?
ベトナムで購入した生の果物は、種類によって日本への持ち込み規制が異なります。
マンゴー、マンゴスチン、バナナ、ドラゴンフルーツ、ライチ、ランブータンなど、日本への持ち込みが禁止されている果物が多くあります。
一方、パインアップル、ココヤシ、ドリアン、タマリンドなどは一律禁止ではありません。ただし、輸出国政府機関が発行した植物検査証明書「Phytosanitary Certificate」を添付し、日本到着時に植物検疫カウンターで検査を受け、合格する必要があります。
| 果物 | ベトナムから日本への持ち込み |
|---|---|
| マンゴー | 持ち込めません |
| マンゴスチン | 持ち込めません |
| バナナ | 持ち込めません |
| ドラゴンフルーツ | 持ち込めません |
| ライチ | 持ち込めません |
| ランブータン | 持ち込めません |
| レンブ | 持ち込めません |
| バンレイシ | 持ち込めません |
| スターフルーツ | 持ち込めません |
| スターアップル | 持ち込めません |
| 桃 | 持ち込めません |
| パインアップル | 検査証明書+入国時の植物検査が必要 |
| ココヤシ | 検査証明書+入国時の植物検査が必要 |
| ドリアン | 検査証明書+入国時の植物検査が必要 |
| タマリンド | 検査証明書+入国時の植物検査が必要 |
「少量だから大丈夫」「空港のお土産なら大丈夫」ではありません
植物検疫の規制は、旅行者が自分で食べる少量の果物にも適用されます。免税店などで販売されている商品でも輸入禁止品に該当する場合があります。
持ち込み可能な果物であっても、原則として税関検査の前に植物検疫カウンターで検査を受ける必要があります。経由国によって条件が変わる場合もあるため、帰国前に植物防疫所の最新情報を確認してください。
ドライフルーツや加工品なら持ち帰れる?
生の果物と加工品では植物検疫上の扱いが異なります。十分に加工された一部のドライフルーツなどは植物検疫の対象外になる場合がありますが、果物の種類や加工状態によって扱いが異なります。
「ドライフルーツならすべて持ち込める」とは限らないため、心配な商品は購入前に植物防疫所の最新案内を確認するのが安心です。
ベトナムのお土産を探している方は、ベトナムのお土産おすすめガイドも参考にしてください。
まとめ
ベトナムでは、日本でもおなじみのマンゴーやバナナだけでなく、マンゴスチン、ランブータン、レンブ、スターアップルなど、多彩な南国フルーツを楽しめます。
特に5〜8月ごろはドリアン、マンゴスチン、ランブータン、ライチなど夏の果物が豊富に出回りやすい時期です。一方、バナナやパイナップルなど年間を通して入手しやすい果物もあります。
市場では旬の果物を探す楽しさがあり、スーパーでは価格や販売単位がわかりやすいのがメリットです。ベトナムに滞在しているからこそ味わえる果物を、ぜひ現地で試してみてください。
なお、日本へ持ち帰る際は植物検疫の規制があります。生の果物をお土産にする前に、必ず植物防疫所の最新情報を確認しましょう。
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福岡や日系高級寿司店で修行した料理長が手がける、純粋な和食をコンセプトにした小料理屋スタイルの一軒です。





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