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2025年ベトナムの夏、前年より暑さ和らぐ予測

<写真:baochinhphu.vn>
ベトナム国家水文気象予報センターは2025年の夏について、2024年と比較して猛暑の発生頻度および持続期間が短くなるとの見通しを示している。
エルニーニョ・南方振動(ENSO)の影響が中立状態で推移する中、全国的に気温は平年並みか、やや高めに推移する見込みである。
北部および中部では、猛暑は主に7月から8月にかけて継続するが、9月以降は次第に緩和されると予測されている。
特に西北部においては、5月の平均気温が平年より0.5~1度ほど高くなる可能性がある。
4月には北西部および中部山岳地帯で一定の暑さが予想されるが、前年ほどの厳しさは見込まれていない。
また、南部およびタイグエン地域では、広範囲にわたる猛暑の発生は例年より遅れるとされ、猛暑日(最高気温35度以上)の日数も前年を下回る見込みである。
一方、4月から6月にかけて全国的に降雨量が増加する傾向にある。
北部では4月の降雨量が70~120mm、山岳部では150mmを超える可能性があり、5月には120~220mm、山岳部では250mmを超えることが予想されている。
中部、タイグエン、南部においても、5月以降の降雨量は平年に比べ5~15%程度の増加が見込まれている。
また、2025年の台風シーズンにおいては、7月から9月にかけて最大3つの台風がベトナム本土に上陸する可能性がある。
これらの台風や熱帯低気圧、さらに南西モンスーンの影響により、沿岸地域では高波や高潮が発生しやすくなる見通しである。
特に南西部の海岸地域では、高潮と強風による堤防の浸食に対する警戒が必要とされている。
一方、東南部では潮位が比較的低いため、内陸での冠水リスクは限定的とされる。
しかしながら、北部および北中部の沿岸地域においては、台風による高波や高潮への備えが求められている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。