ダナンのハン市場でカゴバックやアオザイを買い物!偽物も?両替所は?
近年、魅力的なリゾート地として世界中から多くの観光客を惹き付けて止まないダナン。
しかし、ダナンにはビーチの他にもう1つ魅力的な観光スポットとして、ハン市場があります。
ダナン市街地のど真ん中に構えるハン市場は、地元の人と観光客が入り混じり、ローカル感を味わいながらベトナムならではのお土産を買うことができる場所です。
今回は、そんなハン市場で買えるアオザイやカゴバック、偽物は売っているのか、おすすめの両替所から市場の中で食べられるローカルご飯までを詳しくご紹介します!
ハン市場とは?
ハン市場はいつからあるの?
ダナン市中心部にあるハン市場は、フランスの統治時代に生まれました。
1887年から1945年までフランスの植民地だったベトナムには、現在も統治時代の名残りがあります。
ベトナム料理として有名なバインミーにはフランスパンが使用されていますが、これも統治時代の影響を受けた食文化の1つですね!
ハン市場は、当時、フランス人たちが輸入食材を販売するために1940年代に設立したそうです。
設立当初、ハン市場は小さいマーケットだったそうですが、ダナンが陸と海の交通に恵まれていたからか、徐々に現在のように大きな市場に成長していきました。
ハン市場の敷地内はとても広く、2階建てのビルの中に、たくさんのお店がショッピングモールのように立ち並んでいます。
また、ハン市場という名前は、ダナンの街の中央を南北に流れるハン川にちなんで名付けられたそう。
ハン市場とコン市場の違いは?
<写真左:ハン市場 写真右:コン市場>
ダナンの観光市場について調べていると、ハン市場と共に「コン市場」の名前がよく挙がってきますよね?
ハン市場とコン市場は、共にダナンを代表する市場ですが、その違いをザックリいうと、観光客向けなのかローカル向けなのかという点です。
どちらも地元の人が利用し、ローカル感がある市場ではありますが、ハン市場はコン市場と比べると外国人観光客が多く訪れる場所として有名です。
アオザイやカゴバック、ワンピースなどの、Theベトナム! というお土産を購入したい人におすすめの市場です。
一方で、コン市場はダナン市民の台所としての役割を担っている場所です。
そのため、コン市場内には食料品を売る店が多く見られます。
狭い路地に小さなお店が密集して軒を連ねるコン市場は、ハン市場よりも一層東南アジア感が漂っています。
地元の人々の活気で溢れた生活風景を肌で感じたい! という人におすすめの市場です。
ハン市場の行き方
ハン市場は、ダナンの街の中央を流れているハン川の西側沿いに位置しています。
ハン川を横切るように架かる、ドラゴンブリッジ(ロン川)とソンハン橋のちょうど中間地点程の場所にあります。
ハン市場は、ダナン市内観光の1つとして、ダナン大聖堂などと併せて訪れるのがおすすめです!
- 徒歩
:ダナン大聖堂から約5分
:ダナン駅から約15分
- タクシー
:ダナン国際空港から約15分
:ミーケビーチから約15分
▸ 関連記事
ハン市場の営業時間
ハン市場は観光地としてだけでなく、地元の人々の日常生活の場でもあるため、朝早くから賑っています。
- 6:00~19:00
(年中無休、お店によって異なります。)
ハン市場に両替所はあるの?
ハン市場内には両替所はありません。
そのため、事前に近くの両替所などで換金をしてから市場で買い物をしましょう。
<ハン市場横の「Soan Ha」内の様子>
空港で両替することも可能ですが、レートが悪い可能性があるため、代わりに金などを扱うジュエリーショップでも両替可能です。
ハン市場のすぐ横に「Soan Ha」という名前のジュエリーショップがあります。
ハン市場には周辺には多くのジュエリーショップが立ち並んでいますが、「Soan Ha」はハン市場周辺で両替レートが一番良いとされているためおすすめです!
▸ 関連記事
ハン市場で買えるおすすめのもの
ハン市場では、アオザイやカゴバックなどのアジアン雑貨をはじめ、フルーツや魚介類といった食材まで幅広く売られています。
アオザイ
ベトナムに旅行に来たら、やっぱりアオザイを買いたいですよね!
しかも、自分だけのオーダーメイド品なら尚更!
ハン市場のアオザイ仕立て職人は、そんな願いを叶えてくれます。
ハン市場には、アオザイの仕立てと生地の販売を行うお店がたくさんあります。
中でも特に、約1時間〜2時間でアオザイを仕立ててくれるサービスを提供しているお店が人気です。
好みの生地を選び、採寸した後、仕立てが終わるまでの間は市場内を散策したり、周辺を観光したりできる所がおすすめポイントです!
- 相場:上下1セットで35万~50万ドン(約1750円〜2500円)
ワンピース
アオザイは欲しいけど、買っても日本で着る機会はあまり無い。
もしくは日本でアオザイを着るのはちょっと勇気がいる。。。という方には、ワンピースがおすすめです!
- 相場:10〜20万ドン(約500円〜1000円)
ベトナムの衣類のサイズは、日本のサイズ感よりも小さいことがあります。
既製のワンピースなどを買う際は、試着してみるなどしてサイズをよく確認して購入することをおすすめします!
カゴバック
アオザイやワンピースと併せて欲しくなるアイテムの1つ、カゴバックもたくさん並べて売られています。
装飾や形によって値段は変わってきますが、日本で同じようなバッグを買うよりも断然安いですね!
- 相場:15〜25万ドン(約750円〜1250円)
ノースフェイスやナイキ? のバッグ
衣類を販売しているお店の店頭には、ノースフェイス? や、ナイキ? の商品が置かれています。
これらは本物ではなく、偽物と考えた方がいいでしょう。
- 相場
:ナイキ? のスニーカー - 50万ドン(約2500円)
:ノースフェイス? のバッグ - 30万ドン(約1500円)
フルーツ
色鮮やかで、フレッシュな南国フルーツは基本的に量り売りされています。
マンゴスチンやバンレイシなど、日本ではゲットしにくいフルーツをこの機会に購入してしてみるのも良いですね!
お土産として日本へ持ち帰ることは難しいですが、購入してホテルで食べてみることもおすすめです。
- 相場
:フルーツ7種類 - 1万ドン(約500円)
(量り売りなので、グラム単位、キロ単位で変わります。)
魚介類
海の街ダナンで取れた新鮮な魚介類や、干しエビといった乾物なども多く売られています。
外国人観光客向けと言うよりは、地元の人向けかもしれませんが、ダナンが港町であることを実感出来ますね。
- 相場
:ex. カニ - 30万ドン~35万ドン
(約1500円〜1750円)/ kg
バラマキできるお土産
- 相場
:ex. ココナッツのお菓子(1箱20包入り)
- 3万5000ドン(約175円)
(1箱ではなく、10箱単位で買うと安く買えることもあるそうです。)
ピアス
アジアン雑貨と共に可愛らしいピアスも売られています。
たくさんあるデザインの中から、好みの1点を選んでいるだけで楽しいですね!
- 相場:7万ドン前後(約350円)
ハン市場には偽物が売ってる?
ハン市場ではよく大量の偽物を見かけます。
バッグやTシャツ、スニーカーなどに有名ブランドのロゴが入っていますが、よく見るとデザインや作りが本物とは異なります。
本物の可能性は極めて低く、偽物だと考えられますが、ネタとして買ってみるのも面白いかもしれません。
ハン市場で買い物をする時
ハン市場での買い物で値段を聞きたい時など、英語が通じるのかどうか不安な人も多いのではないでしょうか?
もちろん、全ての店員さんに英語が通じるということはありませんが、簡単な英語であれば通じる人も多いようです。
英語が通じない場合もジェスチャーやオンラインの翻訳機能を使った簡単なベトナム語で買い物はできるでしょう。
店員さんとコミュニケーションを取りながら買い物をしたい時に使える、簡単な英語とベトナム語をそれぞれちょっとだけご紹介します!
買い物で役立つ英語
- "これください"
→ "This one please." - "これいくらですか?"
→ "How much is this? " - "高すぎます"
→ "Too expensive."
買い物で役立つベトナム語
- "これください"
→ "Cho tôi cái này."
(チョー トイ カイ ナイ)
チョートイ=私にください、
カイナイ=これ、と言う意味です。
- "これいくらですか?"
→ "Cái này bao nhiêu? "
(カイナイ バオ ニゥ)
カイナイ=これ、
バオニゥ=どれくらい、という意味です。
- "高いです"
→ "Đắt quá"(ダックア)
ハン市場で食べたいローカルご飯
ハン市場の場内では、ありとあらゆる種類のローカルご飯を食べることが出来ます。
お土産購入でちょっと疲れたら、市場でご飯を食べてエネルギーチャージするのも良いですね!
ベトナム中部の料理の中でも、ダナン料理はとりわけベトナム全土に知られており、世界的にも有名なものが多いそう。
そこで、ハン市場で食べられるダナンの名物料理3つをご紹介します。
ダナン式コムガー(Cơm Gà:鶏肉ライス)
海の街ダナンはシーフードが有名ですが、お肉系でもとても美味しい料理があります。
その名もコムガー。
コムガーは、ベトナム式チキンライスのことを表すのですが、地域によって味も見た目も様々です。
ダナン式のコムガーは、鶏の出汁で炊き上げたご飯の上に、フライドチキンがドーンと乗っています!
ご飯にも具にもチキン、、鶏を存分に味わうことが出来ますね!
食べ始めは、ご飯の量多いなあ。。。と思っていても、気づいたらぺろりと食べられてしまう美味しさです。
ミークアン(Mì Quảng:汁なし麺)
ミークアンとは、お米で作られた平麺に、海老や豚肉などの具材とだし汁を絡めながら食べる、汁なし麺です。
江戸時代の日本で食べられていたうどんが、ベトナムにも広まって食べ始められたのだとか。。。
ミークアンのだし汁には、殻付き海老・豚肉・鶏肉などの旨味が染み出しており、旨味がたっぷり。
だし汁の見た目は赤いですが、辛くありません!
麺とよく絡めて食べるととても美味しいです!
ブンマム(Bún Mắm:魚の発酵調味料を使用した麺料理)
ブンマム、日本人にはあまり耳なじみのない名前の料理ですね。。。
ブンマムは、発酵させた魚を使用した調味料を使用したスープに、茹でた米の麺が入っている麺料理です。
ブンとは、白くて柔らかい丸麺で、うるち米の澱粉から作られています。
ヌックマムなら聞いたことあるけど、マムってどんな意味だろう? と想像し、調べてみると、マムとは発酵させた魚介類のことを言うそうです。
ベトナムには、マムトムというエビの塩辛ような発酵調味料があり、マムトムを使った麺料理のことをブンマムと呼ぶそう。
ダナンでは、マムネムという、魚を原料に使った発酵調味料がブンマムに使われています。
麺の上にトッピングされた野菜や魚介類の食感と麺とのコンビネーションが、マムの独特な香りと相まって癖になる美味しさです。
ハン市場での買い物で注意しておきたいこと
スリ
買い物に夢中になっていると、スリに遭って気づいたら持ち物をとられている、なんてこともあります。
口の開いたハンドバッグなどは特に注意しましょう。
リュックやショルダーバッグの場合は、会計をする毎にしっかりとチャックを閉めて、体の前に持ってくることをおすすめします。
ぼったくり
買いたい物も決まって、いざお会計! というときに気をつけたいのがぼったくりです。
明らかに相場よりも高い値段を提示された場合には、頑張って値段交渉してみるか、潔く買わないという手を使ってみましょう。
▸ 関連記事
過剰な客引き
勢いよく地元の店員さんが話しかけてくる客引きにはついつい反応して、買わないといけないのかな、などと思ってしまうこともあると思います。
笑ってなんとかしたくなるかもしれません。
ですが!そこはしっかりと店員さんに要らないという意思を伝えましょう。
まとめ
今回は、観光客に人気のお土産購入スポットであるハン市場をご紹介しました。
ハン市場は、程よくローカル感を味わいながら、ベトナムならではのお土産の買い物をするのに最適な場所ですね!
アオザイやカゴバックなどは、日本に帰った後に旅の思い出だけでなく、夏のファッションアイテムとしてもかなり役立ちます。
(筆者はダナンで購入したアオザイを着用し、日本で夏に夢の国へ行ったことがあります。
通気性の良いアオザイは炎天下の待ち時間でも快適な着心地でした! )
ダナン旅行に来た際は、ハン市場でローカル感を味わいながら買い物を楽しんでみてくださいね ♪
詳細情報
- 住所:119 Đường Trần Phú, Hải Châu 1, Hải Châu, Đà Nẵng 550000
- 営業時間:6:00~19:00頃まで
(年中無休、お店によって異なる)
※この記事に記載されている情報は2020年5月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。
関連記事