ベトナムの野菜図鑑|料理でよく使われる野菜の名前を写真付きで紹介
ベトナムの野菜といえば、何を思い浮かべますか?? ベトナム料理には日本で見かけられないような野菜がたくさん使われています。
ベトナムの野菜はとても美味しいことから、最近では、日本でもパクチーに限らず様々な野菜をベトナムから輸入するようになりました。
ベトナム在住者の方は野菜の名前を分からずに食べている方も多いのではないでしょうか??
今回はベトナムの野菜の名前や種類、多くの人が気になっている農薬の危険性などについて紹介します!!
葉類
パクチー (Rau mùi:ラウムイ)
独特な香りをしていることから、好きな人と嫌いな人で分かれるパクチー。
ベトナムでパクチーは「ラウムイ(Rau mùi)」と呼ばれています。
「パクチー」という言葉はタイ語のため、ベトナムのレストランで「No パクチー」と言っても通じません。
あらかじめ気を付けるようにしましょう。
ヒユナ(Rau dền:ラウゼン)
ヒユナ(ひゆ菜)はベトナム語で「ラウゼン(Rau dền)」と呼ばれています。
栄養価の高さから別名「スーパーグレイン(驚異の穀物)」とも呼ばれており、近年若い女性に人気のある野菜の1つです。
葉と茎の両方を食べることができ、ベトナムではスープによく使用されます。
味はほうれん草に近いですが、ヒユナの味がアクが少ないので食べやすく、サラダのようにして食べるのもおすすめです。
空芯菜(Rau muống:ラオムオン)
空芯菜はベトナム語で「ラオムオン(Rau muống)」と呼びます。
日本では主に中華料理レストランで見かける野菜としても知られていますが、空芯菜を使った料理はベトナムにもたくさんあります。
中でも、「空芯菜のにんにく炒め(Rau muống xao tối:ラオムオンサオトイ)」は大定番です。
栄養価が高く、シャキシャキとした食感をしていることから、サラダとして食べるのにもオススメです。
リモノフィラ(Rau ngổ:ザウゴー、Rau ôm:ラウオム)
リモノフィラは日本には無い、東南アジア特有の香草です。
ベトナムでリモノフィラの呼び方は地域によって異なり、北部では「ザウゴー(Rau ngổ)」南部では「ラウオム(Rau ôm)」と呼ばれています。
ベトナムではローカル料理店でフォーを注文したときに一緒に付いてくる野菜としても知られています。
ツボクサ(Rau má:ラウマー)
ツボクサはベトナム語では「ラウマー(Rau má)」と呼びます。
日本では雑草として扱われていますが、ベトナムでは立派な野菜です。
ツボクサは主にベトナムの青汁の主原料として使われています。
ツボクサは体の熱を逃すという効能があるので、暑い日によく飲まれます。
匂いが三つ葉に似ておりジュース以外にはスープの材料として使用されます。
クレソン(Xà lách xoong:サーラッソン)
クレソンはベトナム語で「サーラッソン(Xà lách xoong)」と呼ばれています。
フランス植民地時代にベトナムに伝わった野菜です。
日本で使用頻度は低いですが、ベトナムではスープの材料として使われることが多いです。
クレソンは栄養が豊富で生活習慣病を防ぐ効能があるといわれています。
ベトナム国内ではダラットが主な産地で、ダラットのクレソンは品質が良いと人気あります。
ダラットに行く機会があればクレソンを味わってみてはいかがでしょうか?
ウスバスナコショウ(Rau càng cua:ラウカンクア)
ウスバスナコショウはベトナム語で「ラウカンクア(Rau càng cua)」と呼ばれています。
日本のスーパーで見かけることはほとんどありませんが、実はベトナムのスーパーでもあまり見かけられません。
その理由は、基本的に土と水があれば簡単に育つため、自宅で栽培している人が多いからです。
ベトナムではフォーを食べる時に付いてくる野菜に入っていたり、炒め物に使用されたりしています。
味に癖があるので好き嫌いの分かれる野菜です。
シュンギク(Cải cúc:カイクック、Tần ô:タンオー)
シュンギクはベトナム語で「カイクック(Cải cúc)」または「タンオー(Tần ô)」と呼ばれています。
日本でシュンギクを使った料理は多くありませんが、ベトナムでシュンギクはよく食べられます。
基本的には鍋料理に使用されることの多い野菜です。
日本のシュンギクと比べるとベトナムのシュンギクは丈が長く、根元が太いのが特徴です。
繊維が多いのでしっかりと火を通して食べることをおすすめします。