ベトナムではマラリアはかかりやすい病気? 予防対策や罹患したときの対処法を紹介
マラリアに感染した場合の対処法
マラリアに刺されてしまうと、最悪の場合死に至ることがあるため適切な処置が必要です。また、潜伏期間もあるため日本へ帰国後に発症することもあります。そこでマラリアに感染した場合に必要な薬や対処法について紹介します。
感染した場合は薬の摂取が必要
マラリアの治療には一時的な処置を行う治療と長期的に病気を完治させる治療の2つが必要となります。急性的な治療で主に用いられるのは、短期作用型のアルテスネートと長期作用型の他剤を組み合わせた合剤です。三日熱マラリアや卵形マラリアの場合は急性期治療のあと、幹細胞内に潜む休眠体原虫を殺滅する根治的な治療としてプリマキンの投与が必要となります。さくらクリニックではマラリア治療に必要な薬を取り扱っていません。
重症マラリアでは飲み薬以外の投与も必要となります。キニーネ注射薬と呼ばれるワクチンが標準的ですが、最近ではアーテミシニンや坐剤などが使用されることも多いです。今まで標準的に用いられていたワクチンへの耐性を身につけたマラリアの登場例も報告されるなどマラリア治療がめまぐるしく変化しています。
マラリアに感染したかどうか疑わしい場合
マラリアは通常、潜伏期間があるため1週間以内の短期間の滞在であれば発症する確率が極めて低いです。ですが、蚊に刺されて体調不良となったり発熱した場合にはマラリアに感染した可能性も疑う必要があります。マラリアに感染したかどうかの検査は非常に複雑で時間がかかります。さくらクリニックでは検査を行っておらず、大規模な病院に行く必要があります。
まとめ
亜熱帯地域に属するベトナムではマラリアは注意するべき感染症のひとつです。マラリアに感染しないようにするための予防対策や罹患後の迅速な対応が重要となります。ベトナムへの旅行や滞在前に必要な知識を身につけ、楽しく安全に過ごしましょう。
※この記事に記載されている情報は2018年10月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。
情報提供元:さくらクリニック(ハノイ)
さくらクリニックはハノイで初めての日系クリニックです。タイ湖周辺の閑静な場所にあります。日本と変わらない最先端医療サービスを提供しています。予約から支払いまで全て日本語対応が可能なほか、キャッシュレスでの受診も可能です。
・病院詳細情報
診察科 |
一般内科、小児科、歯科、循環器科、消化器科、 腎・泌尿器科、呼吸器科 、内視鏡、予防接種、 画像診断、健康診断 |
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診療時間 |
月〜金 9:00〜13:00、14:00〜18:00 土 9:00〜13:00 |
電話番号 |
内科:024-3718-1000、歯科:024-3718-2000 ホットライン:091-5136-068 |
住所 |
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